情熱と執念

11月12日放送の「週刊ブックレビュー」で、田口久美子さんが、

三浦しをん著『舟を編む』

を推薦していた。

この本は、国語辞典編集者たちが主人公で、書評ゲストをはじめ、司会の藤沢周も、「言葉への情熱が伝わってくる」と、さかんに言っていた。
それを聞いていて、「情熱は持ち続けたいけれど、執念は持ちたくないな」をぼくはおもった。

が、「はた」とおもった。

老作家が病床にあって、死の直前まで「後述筆記」をやったことを、いつかどこかで、「執念のなせるわざ」と表現されているのを聞いたのではないか、という気がしたからだ。

ぼくの記憶違いかもしれないが、老作家などのこういう場合も、「執念」ではなく「情熱」といってあげたい、とぼくはおもった。
nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 1

かよ湖

なるほど!
「情熱」と「執念」って、紙一重かもしれませんね。ちょっと救われました。
by かよ湖 (2011-11-15 16:40) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

よみがえり可能性の塊 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。