古井由吉著『蜩の声』所収、「蜩の声」からの引用:
十五年後の改修は、自分は知らぬことになる、と私は踏んでいる。
引用は以上。
わたしたちは、いつまで「いまのまま」が続くとおもっているのだろう・・・
この秋どこかで読んだものに、かの『新明解国語辞典』の「死」の項の語釈が転載されていて、その最後が、「たいていの人は、自分は死なないと思って暮らしている」というように結ばれている、ということだった。
「最後がいつかは知らないが、それまで書きつづけていたい」、われわれには、そうとしか言いようがない。
2011-11-19 00:42
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