時代

津田孝一(1929~2011)
開高健(1930~1989)
古井由吉(1937~)
手嶋龍一(1949~)
津田博司(1956~)

昨夜の「小林麻耶の本に会いたい」は手嶋龍一がゲストで、「わたしの3冊」のうちの1冊として、開高健の「ひととこの世界」を挙げ、「独自の文体で、新しい日本語を創った」と評していた。この同じ言葉を献上すべき、ぼくにとっての作家は古井由吉である。

開高と手嶋の年の差が19歳、古井とぼくの年の差がくしくも19歳である。

最初に記した「生没年」のなかの津田孝一はぼく(津田博司)の父である。
今年の6月24日に前立腺癌で、他界した。
父は生前、「自分は日本が上り坂である、いい時代に青年・壮年時代をすごした」と言っていた。しかし、文学とはおよそ無縁の人であった。

その「文学」という面からいえば、ぼくは父よりも自分のほうが「いい時代」を生きているとおもっている。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

清洲橋取材‐1 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。